こんにちは!中村ステフェンです。
今日はバリ島でとっても重要な『ニュピ』という行事について。
* ニュピについて
バリ島の人々はバリ・ヒンドゥー教を信仰し「ウク暦」と「サカ暦」の二つの暦に従って生活しています。ニュピは「サカ暦」の新年にあたり、バリ・ヒンドゥー教徒にとって精神修養に専念する最も重要な日で、インドネシアの国の祝日にもなっています。
インドネシア共和国観光省公式ホームページ
つまり、日本のお正月にあたる日です。
ただし、日本のお正月とは異なり、毎年日付が変わるので要注意。(2018年度は3月17日でした)
そしてニュピは『悪霊がバリ島から去るのを待つ静寂の日』なので静かに過ごすのがルール!
ということで、特徴的なのが、バリ島全域で適用される禁止事項!
(1)電気や火を使っちゃダメ。
(2)外に出ちゃダメ。
(3)仕事をしちゃダメ。
(4)もちろん騒いじゃダメ。
つまり、”この島には人が居ない”ように装って、
悪霊が「なぁ〜んだ、誰も居ないなー。どっか他行こー。」って居なくなるのを待つ日。
日本では考えられないけど、この日はバリ在住者だけでなく旅行者もこのルールに従う必要があり、
デンパサール空港も閉鎖(一部例外)され、ホテルから外出できません!
ただ、実際のところは、ホテルや家の敷地内で出歩くことは大目に見てもらえたり、
(僕もコス(アパート)にあるプールで遊んでました。)
電気(灯り)の利用もカーテンを閉めて、隙間も目貼りして、光が漏れないようにすればOK、とか。。
このニュピのルールが適用されるのは、当日の午前6時から翌日の午前6時までの24時間!
正直、何もすること無いので、おかしくなりそうです。。笑
しかも今年2018年はネットの利用も制限されてしまった。 (一部の通信会社は使うことができました)
何もすることない、できない、ツラさ!!
ただ、ニュピならではの楽しみ、と言うより、『ニュピでしか味わえない楽しみ」もあります。
それは、『ニュピの星空』
ニュピの日は『必ず晴れる」と言われているのに加え、
「電気(灯り)を使わない」&「暗月(=新月)の日にあたる」という日なので、星明かり以外何も無い!
大袈裟な表現ではなく、「星が、見え過ぎて気持ち悪い(酔う)!!!!」
そんな状態です。
それが、これ。
僕の住んでいるこす(アパート)の通路から見た夜空です。
そして、屋上に上がって、星空撮影。
辺りは真っ暗なので、天の川って言えるのかな?帯状の星の群れも見えます。
隅から隅まで「星」です。
天体にはあまり詳しくないのですが、
4等星、5等星とか、6等星??
もーーーぅ!全っっ部見えます、見えちゃいます!!
僕はもちろん写真家として、これを写真で伝えていきたいのですが、
星空撮影は専門分野ではないので、正直・・・
実際にバリ来て、その目で見て欲しい!!!
このブログがそのきっかけのひとつにでもなればいいな、と思います。